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  江崎淑子

随想 「宇治」「山田」「伊勢」

随想 『花めぐり』

平成30年 勢陽文芸
 父の勤務先が韓国の全羅南道巨文島灯台で通信技師であったということから話が始まる。戦後も海上保安官になるまで転職を繰り返されたようだ。また母は伊勢・山田をふるさととする本特集号と関係の深い方だという。親子の間に山田弁(伊勢弁)が飛び交う様が容易に想像できる。
 最後の一節、「伊勢」と「山田」、そんな母とのやり取りももう思い出になってしまった。というところに優しさが漂う。
 「花めぐり」はさくらの名所を訪れる旅行記である。吉野奥千本、高遠城址公園、神子桜、三多気の桜、横輪桜がいずこも満開である。

江崎さんは最近、勢陽文芸の会に入会されたばかりであるが、、とても意欲的な方である。